認知度の低さが撤退へと繋がった物だとばかり思ってたけど売れなかったのは認知
している人間の理解度の問題も多分にあるんじゃないかと思った。やはり薄暗い画面や
視野角の狭さ等ネガティブな部分が先行して本質的なTVとしての能力を自分で判断
出来る人間が少ないんじゃ無いかと感じる。まぁテレビに限った話じゃなく日本人は
イメージでしか物の見えない人は多いけどね政治に於いてもタレント議員の乱立、β
しかり8ミリしかりLDしかりHDDVDしかり。FFブランドに蹴散らされたセガハードに時期
尚早なCD-ROM(2乗)等ゲーム業界もそう。タレントに議員は務まらないとかVHSはβや
8ミリに画質もサイズも勝てないとか、イメージ払拭すれば判りそうな物だけどね。
アナクロな人間、自分で考えられない人間には判らないんだろう…何が綺麗とか何が
凄いとか…先日発売されたファミリートレーナーなんて裏を返せばWiiの本質は初代ファミトレ
と同じところにあるっていう証明でしかない。けど当時は売れずに今回は売れる。つくづく
この国って…と感じてしまう。
話が横道に逸れたけどリアプロのお話。要はリア(背面)からプロジェクター使って投影するTV
で特別新しい技術の使われた物じゃなかったり…液晶プラズマで大型TVの競争が始まって
少しして2000年代頭頃に登場したイメージがあるけどこれは電気屋とかがこぞって
「第三の大型TV」みたいなふれこみでアピールされたせいで実際には90年代の早い段階では
既に一般向に使われていた代物当時は本当に薄暗く視野角も狭かった…
低価格で大型化が可能だった為旅館とかでよく利用されていた…ただそれでも技術自体は
非常に優秀で先日からプレイしてるニンジャウォーリアーズやダライアスも当時リアプロの
供給が間に合えば大幅な市場拡大が可能だったと言われている。その後パイオニアが当時
のイメージを払拭するかの様な新型リアプロを発売、それを追従するかの様にSONYが
ベガスクリーンを発売。既にこの時点で現行で使用するにも耐えられるレベルに達していて
、ゲーセンなんかでもビーマニのⅡDXとか大型筐体を中心に幅広く使われるようになって
行った。先に述べた「第三の大型TV」として世に大々的に紹介され始めたのはこのベガスクを
ベースに作られたグランドベガシリーズになってからだった。このシリーズの登場で総合的に
見た場合主観抜きでリアプロは液晶プラズマを超えたTVになったと言える。このグラベガ
シリーズの最終型の後期型が我が家で今使われてる
KDF42-HD900であり、
実家で使われている
KDF60-HD900である。この二世代後に国内からSONY製のリアプロは
姿を消す事になるがそれはまた別のお話…
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